不要なアップルギフトカードの処分方法として、買取をしてもらって現金にすることが可能というのはよく知られています。
ですがやり方を間違えると、詐欺に遭って大損してしまうということも。
そんなアップルギフトカードの取り引きで遭遇することのある詐欺について解説します。
参考:アップルギフト買取
アップルギフトカードの取り引きは多い?
アップルギフトカードはアップルの製品やアプリなどのデジタルコンテンツの購入に使うことのできるギフト券の一種で、日常的にiPhoneなどアップル製品を利用している人ならば、ほぼ現金と同じように使うことができます。
その一方でキャンペーンなどの景品やプレゼントとしても多く利用されており、SNS上で企業のキャンペーンに応募することでもらえたり、アンケートの謝礼として貰えるケースも少なくありません。
ですが人によっては、たくさんもらったは良いけれど、普段あまりアップル製品を使っていないので使い道がなく、余らせてしまうということもあるでしょう。
そんな時には、しかるべく方法で買い取ってもらい、現金にするという処分方法も考えられます。
先にも述べたようにアップルギフトカードは日常的に利用している人にとっては現金とあまり変わりがないため、逆に中古などで安く手に入れられるならばむしろお得になるということもあり、需要は他のギフト券と比べても高くなっています。
こうした需要と供給どちらも高いというアップルギフトカードの特性により、アップルギフトカードの売買は数あるギフトカードの中でも特にたくさん取り引きをされているのです。
アップルギフトカードでよくある詐欺の手口
それではここからは、アップルギフトカードでよくある詐欺の手口について解説していきましょう。
もしもこれに似たケースに遭遇することがあれば、要注意です。
悪質な買取業者
アップルギフトカードの買取と言えば、もっとも多く利用されているのが専門の買取業者でしょう。
特に近年ではネット上のみで取り引きできるものも多く、検索すれば大量の買取業者を見つけることができます。
ただし比較的簡単にはじめられやすい業種だけに、残念ながら悪質な業者も存在しているのがこの市場です。
アップルギフトカードの取り引きはまずコードなどの情報を相手に提供しなければならないため、悪質業者の場合、そのままコードだけもらって逃げてしまうことも可能なわけです。
振り込みを待っている間に逃げられてしまえば、こちらからできることはほとんどありません。
個人売買での詐欺
アップルギフトカードの取り引きは業者だけでなく、オークションサイトや売買サイトなどでも幅広く行われています。
こちらは相手が業者でないため個人の裁量で自由に色々な部分を決められるのがメリットの一つですが、その一方で人それぞれで考え方が異なるため、トラブルが多い点がデメリット・リスクともなっています。
そして中には意図して詐欺行為を行うものもあり、やはりこれもコードだけを受け取ってそのまま支払わずに逃げてしまうといったケースがあります。
プラットフォームを提供している運営側も一定の対処はしていますが、自己責任、自衛が基本となっているため、詐欺に遭う危険度は高めだと言えるでしょう。
フィッシングメール
フィッシングメールとは、企業などによる公式のメールを装って特定のサイトに誘導し、パスワードなどを盗む方法です。
アップルギフトカードの例で言うならば、アップルからのコードの送信、あるいは公式からのお知らせメールなどを装って、あらかじめ用意された偽のアップルのサイトに誘導。
そこでアカウント名とパスワードを入力させて、それを盗んでしまうというものです。
クレジットカードを登録している場合などはそのカードで勝手に買い物をされたり、チャージされた残高を使いこまれてしまうなどの被害もあり得ます。
アカウントがロックされたなど、わざと焦らせるような文言で送られてくる詐欺メールもあるので、落ち着いて対処することが必要です。
商品の取り引きで行われる詐欺
SNSでは日常的に商品の個人取引も多く行われています。
たとえばコンサートのチケットやグッズなどを個人売買しているものも多く、それらの多くはクローズドなDMで行われます。
互いに相手の素性を知らない匿名同士の取り引きとなることがほとんどで、金銭の受け渡しも複雑になるため、金銭の代わりにアップルギフトカードを取り引きの媒介とすることも少なくありません。
アップルギフトカードであればコードをネット上で送るだけで相手に渡すことも可能であるためです。
ですが信用できない相手だと、そのまま商品は送ってこず、コードだけ持ち逃げされてしまいます。
架空請求
こちらは実際には利用していないサービスや商品などを購入したことが突然メールなどで告げられ、料金を請求されるケースです。
ほとんどは心当たりのないものですが、アダルトサイトなど人によってはあり得るかもしれないと感じさせ、さらに周りには知られたくない料金請求などの場合、お金で解決できるならば受け入れようとしてしまう人もいるでしょう。
また支払わない場合は裁判になるなど脅されることもあります。
この場合でも取り引きとしてアップルギフトカードを使われることがあり、購入しての支払いを求められたり、持っているものを渡すよう迫られたりもします。
ですがもちろんそんな請求の元となるような料金は存在せず、コードだけを持ち逃げされてしまいます。
アップルギフトカードの詐欺に遭わないためには?
それではこのような詐欺に遭わないためにはどうすれば良いのでしょう?
以下に代表的な対処法を紹介します。
アップルギフトカードでの精算はしない
基本的に、真っ当な業者であればアップルギフトカードで料金を請求するというはありません。
もしもアップルギフトの購入から求められるようであれば、ほぼ詐欺と断定しても良いでしょう。
個人間での取り引きの場合には、個人の考え方によってあることもありますが、持ち逃げされるリスクを考えれば、アップルカードでの清算を持ち出してきた時点で断るのが無難です。
心当たりのないメールは無視する
アカウントのロックなど、フィッシングメール系の詐欺では受け取った人を焦らせるような強めの内容を送ってきますが、心当たりのないものは虫をしておくのが一番です。
多くは手当たり次第に送って引っ掛かる人間を待っているだけなので、無視されたことを理由に更なる同じメールを送ってくるということはありません。
逆にその内容が本当のものであれば、一度無視をしても再三同じ内容で送ってくるでしょう。
また多少心当たりがあったとしても、まずは自分のアカウントの状態を確認するなど、落ち着いて事実関係を把握することが大切です。
優良な買取業者を利用する
先ほどは悪質な買取業者のケースを紹介しましたが、もちろん信頼できる買取業者も多くあるので、そうした業者を積極的に利用すれば詐欺に遭うことはありません。
特に悪質業者はすぐにサイトを消したりリニューアルしているので、一定以上の実績があり、会社の所在地なども明記してある、信頼のおける業者を利用することで、被害を防ぐことができます。
買取は優良業者の利用がおすすめ!
余ったアップルギフトカードを処分する時に、まず思いつくのが専門の買取業者でしょう。
こうした取り引きは互いの信頼関係があって成り立つものなので、まずは自分にとって使いやすい優良な業者を見つけることが重要になります。
ぜひ検討してみてください。